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冬の八ヶ岳・天狗岳

どうも、こんにちは。

今日は冬期1泊2日 八ヶ岳・天狗岳のお話です。

2019年の雪山シーズンは

とにかく山にたくさん行って経験を積もう!がテーマ。

雪山初心者ゆえ、今シーズンはガイドさんとの山行を多めに組み

スキルアップを目指します。

天狗岳へのアクセスは

新宿→茅野 スーパーあずさにて約2時間20分

茅野→渋の湯 アルピコ交通の路線バスにて約1時間

この渋の湯にて11時40分頃ガイドさんと待ち合わせです。

今回は好日山荘のツアーに参加。

初日は黒百合ヒュッテまでという行程なのでのんびり出発で楽だったのですが

何より初めて自家用車でなくあずさを使ってみてその快適さに驚きました。

居眠りできる

スマホいじれる

ご飯食べれる…

いずれも普段は自分が運転しているので出来ないこと。

何より集中せずにボケーッとしてられるのでほんと楽。

これまで意地みたいに車で行ってましたが今後はあずさ利用が増えそうです。



茅野駅は駅自体それほど大きくないので

バス停はすぐ見つかると思います。

渋の湯行きは1番乗り場ですが

1番乗り場手前にあるアルピコ交通のチケットセンターで

切符を買いましょう。

1日目は渋の湯から黒百合ヒュッテへのアクセス

2日目は黒百合ヒュッテから東天狗岳に登頂し、渋の湯まで下山します。

1月下旬でしたが渋の湯から1時間ほどはアイゼンを着けず歩行。

当然雪はありますが、アイゼンを着けずに歩く練習です。

途中分岐で広いスペースがあるところで休憩&アイゼン装着。

黒百合ヒュッテまでは難しいところもなく快適でした。

こんな寒い時期にテント泊される方、尊敬します…

私には到底無理です(笑)

黒百合ヒュッテは雰囲気のある素敵な山小屋で

ストーブをしっかり焚いてくれているので寒くもなく快適でした。

ゴハンも美味しかったですし何より↑のオリジナルワインが最高でした!!

ガイドさんの色々な山行のお話なども聞きながら夜を楽しみ…

さて明けて、登頂の日。

天気は良いが風が少々強そう。稜線は風速15m前後の見込みとのこと。

コンディションが良ければ西天狗岳まで足を延ばす選択肢もあったようですが

風が強いので東天狗岳泊まりになりそうです。

西天狗岳のピークは↑正面の雪煙巻き上げる頂です。

稜線出て以降は、ちょっとした岩場もありますが

慎重に行けば難しくはなかったです。

とにかく眺めがサイコーで何度も足を止めて見惚れたかった。

でも風が強くて寒さもなかなかなので長く止まってはいられません。

写真を撮るのもオーバーグローブ外さないとボタン操作がうまく出来ず

(オートでしか撮る余裕なかったけどシャッター押すのも無理)

凍傷にならないようにサッと外してサッと撮る!!を心がけました。

手袋に関してはもうちょっと改良したいところ。

↑は天狗岳山頂から見た 赤岳(奥の左) 中岳(奥の真ん中) 阿弥陀岳(奥の右)

手前のなだらかな山は硫黄岳でしょうかね。おそらくそうです。

八ヶ岳ブルーと雪のコントラストが美しい!!

最高の山行となりました!!

が、今回色々考えさせられる出来事がありました。

それは「凍傷」についてです。

登りで我々の少し前をおじいさん、おばあさんと

おそらくその孫と思われる高校生か大学生と思しき若い女性の3人組が歩いていました。

想像するに、おじいさんは登山が好きでそれなりの経験あり。

おばあさんも旦那さんの趣味に付き合って、そこそこ経験はありそう。

でも若いお孫さんは雪山が初めてのような雰囲気でした。

樹林帯を歩いている間は、寒いけれど青空も綺麗で快適だったハズです。

ところが稜線に出た途端、風速15mほどの風が吹き付け体感温度は一気に下がります。

その稜線でおばあさんは片手のグローブを、

お孫さんは帽子を飛ばされ顔がむき出しになってしまったのです。

本来は装備が飛ばされた時点で下山すべきですが

なまじ天気が良く、青空なもんで危機感が湧かなかったのかもしれません。

そのまましばらく登り続けてしまったようです。

我々が後ろから追いついて、抜き際にふと彼らを見ると

お孫さんの顔 ほっぺた、鼻が真っ白!!見たこともないような色をしています。

それを見た我々のガイドさんが

「凍傷になってます!!今すぐ下山してください!!」と慌てて注意を促し

下山させたのですが、

お孫さんは半べそ、鼻水をダラダラと流し尋常ではない様子でした。

あんな若い女の子の顔が、凍傷になって跡が残ってしまったらどうするんだろう…

おばあさんだって、このまま登り続けていたら

指が凍傷になっていたかもしれない。

景色も良く、私としては文句なしの山行だったのですが

この方たちとすれ違って以降、なんとなく気持ちがモヤモヤしたままで

120%で楽しめなかったのは正直なところです。

雪山の装備不足、不注意は命取りになることを改めて感じた出来事でした。

私も写真が好きなので、ついグローブを外してカメラをいじってしまいますが

それが命取りになることだってあります。

最低でもインナーグローブはマストで着けた状態でカメラ操作すること

肝に銘じたいと思います!!

下山後は渋の湯に入って帰りました。

渋の湯のおばちゃん、ちょっと怖かった(笑)

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​ハマサキアヤ

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